Last updated: Jan.5,2016

indent 年賀2016

年賀2016

和歌山を代表する清酒メーカー南方酒造(現、世界一統)の創業者を父に持つ熊楠は、病弱な幼少期から博覧強記ぶりを発揮。大学予備門(現、東京大学)に進学するも、学業そっちのけで専ら遺跡発掘や菌類の標本採集に明け暮れ、退学。その後、米英に留学、大英博物館でも職を得たが、暴力事件を期に出入り禁止処分に。熊楠の人生には常に奔放な破天荒さが付きまとう。34歳で帰国後は郷里の和歌山を活動拠点とし、一貫して在野の研究者を貫いた。極めて広範で膨大な業績も、その多くが書簡や雑誌投稿であり、論文出版という体裁を取っていないため学術的な評価は得ていない。